調香師
.: * 調香師ちょうこうし * :.


調香師ちょうこうし
調香師ちょうこうしになるには、たくさんの訓練くんれんが必要です。 まず単品たんぴんの香りをかたっぱしからいで、多くの香りを覚えます。 100〜300種類程の香りを覚えなければならないそうです。 いろいろな香りをかいでいると、それだけたくさんの香りを分けられるようになるそうです。 これは、嗅覚きゅうかく認識にんしきシステムがよくなるということではありません。 香りの記憶量きおくりょうが増えるため、脳内のうないで香りを区別する能力がよくなるということです。 単品の香りを覚えたら、ラベンダーのエキスや、バラのエキスといった混合物こんごうぶつの香りを覚えます。 こうした訓練くんれんをした後で、いくつかの香りを組み合わせたらどのような香りができるのかについて学びます。 つまり調香師ちょうこうしは、特別に嗅覚きゅうかく感度かんどが良いというわけではありません。 むしろ、たくさんの香りを記憶し、センスのいい香料をつくりだす能力のうりょく要求ようきゅうされています。